人生いろいろ、白ワインもいろいろ 〜 つまらない白ワインなんてありません
スマートフォン用サイト
バイザグラスのソムリエ松沢裕之です。

これからの暖かい季節、白ワインを飲む機会も増えるかもしれませんね。

みんなでワイワイがぶ飲みする軽快な白ワイン、
結婚式でオマール海老などとともに味わうコクのある白ワイン。

白ワインにもいろいろなタイプがあります。

白ワインは、大きく3つのカテゴリーに分類することができます。
(スパークリングワインとデザートワインは外して考えます。)

1.フレッシュでシンプルな白ワイン

口当たりやのど越しがさわやかで、軽めの白ワインです。
熟成させるよりも、若飲みするシンプルな味わいの白ワインです。
安価なものはガブ飲み向きです。
  • ほとんどのイタリアの白ワイン(ソアーヴェやガヴィが有名)、
    フランスならシャブリやロワール地方のミュスカデ、ものによってはサンセールなどです。
  • このカテゴリーには、シンプルでも中程度の重みがあったり、ほんの少しだけ木樽の風味が感じられるワインもあります。
    たとえばフランス・ブルゴーニュ地方のマコンなどです。

gavi
 ▲ガヴィはイタリア・ピエモンテ州のスッキリ系白ワイン


2.アロマティックな白ワイン

ブドウ由来の香りや風味の個性が生き生きと現れるワインです。
ブドウ品種が想像できるような豊かな芳香と味わいが特徴的で、
辛口が基本ですがものによっては若干の甘みを感じることもあります。
  • ソービニヨン・ブラン種のワイン(柑橘系や青草のような香りが強い:フランス・ロワール地方のサンセール、プイィ・フュメなど、ニュージーランドのものなど)
  • リースリング種のワイン(白い花や青リンゴのような香りが強い:フランス・アルザス地方はほぼ辛口だが、ドイツのものは中甘口が多い)
  • ゲヴュルツトラミネール種のワイン(ライチやバラのような芳香が力強く、辛口でもやや甘みを感じることが多い)
  • ヴィオニエ種のワイン(フランス・ローヌ地方で造られる、黄色い花を思わせるような芳香のワイン)

riesling11
 ▲アロマティックなアルザス地方のリースリング


3.リッチでフルボディの白ワイン

リッチとは口当たりや味わいにコクがあること、
ボディとはワインの重さ
をいい、
フルボディとはリッチで重いワインのことをいいます。

このカテゴリーに入るワインは木樽で熟成させることが多く、
ワインも木樽の香りや風味がきいている白ワインです。

木樽の香りのことを樽香といい、
樽香の顕著なワインのことを、俗に「樽がきいている」と表現します。

つまり、このカテゴリーには樽がきいている白ワインが多いです。

木樽から来る、文字通り木のような香りやバニラのような香りがほんのりとします。
また口当たりがまろやかで、バターとかハチミツを連想させるような風味もあります。

ほとんどがシャルドネ種から造られる白ワインです。
フランス、アメリカ、チリ、オーストラリア・・・国を問わずどこでもシャルドネ種のワインは造られており、たいてい樽香を伴います。

白ワインで樽香がしたら十中八九シャルドネ!と考えて間違いないでしょう。
  • フランス・ブルゴーニュ地方にはモンラッシェやコルトン・シャルルマーニュを筆頭に高級ワインも多く、ムルソー、ピュリニー・モンラッシェ、シャサーニュ・モンラッシェといった村の白ワインが有名です。
  • シャブリでも、グランクリュ(特級畑)クラスになると樽香をともなうフルボディのものがあります。
  • アメリカ・カリフォルニア州のキスラーなども非常にフルボディな白ワインです。
meursault2002
 ▲フルボディで樽のきいたブルゴーニュ地方のムルソー

白ワインにも、いろいろなタイプがあるのですね。

バイザグラスのワインセミナーでは「白ワイン飲み比べ」という講座もあります。
比較試飲することで、白ワインのブドウ品種ごとの特徴とその違いが体感できます。

いろいろな白ワインに興味のある方は、ぜひ参加してみてくださいね!

(2017年3月31日)