春の訪れは、白ワインが美味しい季節の訪れですね 〜 白ワインは酸味が大事なんです
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バイザグラスのソムリエ松沢裕之です。

4月に入って暖かい日が増えてきました。
桜ももう少しで満開に・・・
春の訪れは、白ワインが美味しい季節の訪れですね。

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 ▲近所の神田川沿いは桜の名所になっています

白ワインは白ブドウから造られます。

白ワインでは「酸味がどのようなものか」がポイントとなります。
白ワインは、大まかに言えば、
  • 酸っぱいワイン(酸味が豊か: サッパリ系)
  • それほど酸っぱくないワイン(酸味がおだやか: コクあり系)
のどちらかに分けられます。

どちらにしても、赤ワインと比べて軽い味わいのシンプルなものが多いといえます。
それはなぜかというと、
白ワインはブドウの果汁のみを使って造るからです。

赤ワインはぶどうの果皮も種も使って造るので、
白ワインに比べると香りや味わいの要素が多くなります。

逆に、白ワインは赤ワインに比べてシンプルな分、
味わい全体を引き締める酸味の役割が重要となります。

暖かい季節に白ワインを飲むと美味しく感じるのは、
この酸味が爽快感や一種の冷涼感につながるからなのですね。

赤白問わず、ワインは軽ければ軽いほど低い温度で飲むのが基本です。

  • さっぱり系の白ワインは6℃〜10℃位で
  • コクのある白ワインは10℃〜14℃位で
飲むのがよいでしょう。

ところで、赤ワインは種から渋味成分(タンニン)が出てきます。
この渋味成分による抗酸化作用があります。
ですから赤ワインは白ワインよりも痛みにくく、長期の熟成に耐えることができます。

いっぽう白ワインはタンニンが少ないので、抗酸化作用は赤ワインに比べると低くなり、少々デリケートで痛みやすいです。
そのため、白ワインは赤ワインに比べてあまり長期熟成しないという特徴があります。

しかし渋味成分だけでなく、強い甘みや強い酸味には、やはり抗酸化作用があります。
したがって、糖分や酸味の強い甘口の白ワインは長持ちします

たとえばフランス・ボルドー地方のソーテルヌの貴腐ワイン、
ドイツ・ラインガウ地方やモーゼル地方の高級リースリングなどは、
何十年もの熟成に耐えることができます。
なかには80年寝かせることができるものもあります。

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 ▲ソーテルヌの最高級甘口ワイン「シャトー・ディケム」

酸味について言えば、冷涼な産地であるほど酸味が高くなります
温暖な地域に比べて日照の絶対量が少ないため、
光合成があまり働かず、酸味に比べて糖分が少なめになるからです。
温暖な産地であるほど酸味は低くなります。

白ワインは、どちらかといえば酸味が豊かな方が好まれる傾向があります。
逆に赤ワインは、あまりに酸味が際立つものは好まれない傾向があります。

そのため、白ワインの多くは冷涼な産地で造るのに向いているワインだといえます。
フランスのロワール地方、シャンパーニュ地方、アルザス地方、ブルゴーニュ地方の北部、ドイツ、オーストリア、ニュージーランドなどですね。

バイザグラスの「お気楽ワインセミナー」白ワイン編では、異なる白ワインを飲み比べしながら品種ごとの特徴を学ぶことができます。
ぜひご参加ください!

(2017年4月2日)