シブいヤツほど長生きするのが赤ワインのオキテ!
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バイザグラスのソムリエ松沢裕之です。

赤ワインでは「渋味の強さはどうか」がポイントになります。

白ワインの場合は「酸味がどのようなものか」がポイントとなり、
「酸っぱいワイン」と「それほど酸っぱくないワイン」に大別できますが、

赤ワインは、大まかに言えば、
  • 渋いワイン(タンニンが豊か: ドッシリ系)
  • それほど渋くないワイン(タンニンが柔らか: エレガント系)

に分類できます。


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 ▲イタリアの高級ワイン「バローロ」はネッビオーロ種から造られる


赤ワインは渋味の強さによって適飲温度があります。

ボルドーの上級ワインのような、とても渋い赤ワインは18〜20℃くらいです。
ブルゴーニュのワインだったら16℃くらいが上限です。
ボージョレーのような軽い赤ワインでしたら12℃くらいでしょう。

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簡単にまとめると、

赤ワインの適飲温度はおおむね12℃から20℃の範囲で、

渋ければ渋いほど20℃に近い温度で、
軽ければ軽いほど12℃に近い温度で、

飲むと美味しいでしょう。

タンニンには抗酸化作用があるので、
赤ワインは渋ければ渋いほど長期間熟成できます


例えばカベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、ネッビオーロといったタンニンの豊富なブドウ品種のワインは、長持ちするので長期熟成が可能です。

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 ▲高級ボルドー「シャトー・デュクリュ・ボーカイユ」はカベルネ・ソーヴィニヨン主体

こうしたタンニン豊富なブドウ品種は比較的温暖な産地で多く作られます。

寒冷な産地ですと果実の熟度が高まらず、酸味が強く色の淡い黒ブドウしか作れません。
よって赤ワインは比較的温暖な産地に向いているワインだといえます。

唯一ピノ・ノワールは冷涼な産地を好みます
ワインの色は淡いルビー色で、口に含むとチェリーをかじった時のような酸味があります。

高級なピノ・ノワールのワインは香りが華やかで、
渋味はやわらかく溶け込み、
心地よい酸味を伴うエレガントなワインになります。

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 ▲ブルゴーニュの超高級ワイン「リシュブール」のブドウはピノ・ノワール

ピノ・ノワールの赤ワインは、フランスのブルゴーニュ地方のものが有名ですが、
渋味がそれほどないので、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、ネッビオーロほどは長持ちしません。

1本100万円以上するあのロマネコンティも、熟成年数はせいぜい30年くらいです。
いっぽうボルドーの極上級ワインは50年以上熟成します。

ものすごく長生きですね!
ぼくが生きてるうちに飲んだらもったいないなぁ(笑)

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(2017年4月7日)