えぇっ?血を抜く?? ロゼワインの造り方って、なんだか怖そうですね(笑)
スマートフォン用サイト
バイザグラスのソムリエ松沢裕之です。

今日の東京は昼過ぎまで強い雨が降っていました。
満開の桜が散ってしまいそうで心配。。。
でも、そんな儚さ(はかなさ)が桜の魅力なのかもしれませんね。

桜の色はロゼの色!
ということで、今回はロゼワインの造り方です。

corvo_rosa
 ▲イタリア・シチリア島のロゼワイン

ロゼワインには4通りの造り方があります。

1.セニエ法

セニエとはフランス語で「血を抜く」という意味です。
なんとも物騒な名前ですが、どうしてそのような呼び方をするのか、
造り方を知るとわかります。

セニエ法は赤ワイン的な造り方です。

赤ワイン同様に黒ブドウの醸造を開始し、少しだけマセラシオンを行います。
マセラシオンしているので、発酵が始まると果汁がピンク色になってきます。

そのタイミングでピンク色になった果汁だけを引き抜き(これが「血を抜く」の意味!)、その果汁のみを発酵させていく方法です。

比較的色が濃く、タンニンのあるしっかりとしたタイプのロゼワインになります。


2.直接圧搾法

直接圧搾法は白ワイン的な造り方です。

黒ブドウを用いて白ワインを造る、という方法でロゼワインを造ります。
黒ブドウを圧搾して得られるピンク色の果汁を発酵させます。

圧搾機の中でごく短時間のマセラシオンがあるため、ピンク色が出てきます。
タンニン分はほとんど出てきません。

比較的色が淡く、軽くてフルーティなタイプのロゼワインが出来上がります。


3.混醸法

黒ブドウと白ブドウを混ぜて発酵させます。

造り方自体はセニエ法に準じます。
比較的酸味の豊かなロゼワインが出来上がります。
ドイツのロートリングなどが混醸法で造られています。


4.ブレンド法

白ワインと赤ワインを混ぜる造り方です。

具体的には、白ワインに少量の赤ワインをブレンドしてロゼワインにします。

ヨーロッパのロゼワインでは禁止されていますが、
例外的にスパークリングワインには許されています。
高価なロゼ・シャンパーニュも、実はこの方法で作られています。


余談ですが、「混醸」と「ブレンド」は違うので注意しましょう。
  • 混醸・・・ブドウの段階で混ぜる。異なるブドウ品種を一緒に醸造します。
  • ブレンド・・・ワインの段階で混ぜる。異なるワインを造って、ワインを混ぜます。
ちなみにフランスのボルドー地方では、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フランなどでそれぞれワインを造り、そのワインをブレンドしています。意外ですね!

(2017年4月9日)