ワインを飲んで感じたその味は「果実味」か「甘味」か、「酸味」か「渋味」か?〜 注意深くテイスティングを行なうほど、ワインの本質に迫っていくことができます
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バイザグラスのソムリエ松沢裕之です。

ワインのテイスティングにまだ慣れないうちは、辛口のワインも「甘味がある」ワインのように思えてしまうときがあります。
それは、果実味と甘味を混同してしまうからです。

でも、果実味と甘味には違いがあります

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▲フランス・ロワール地方で300年以上の歴史を持つアンリ・ブルジョワが造るサンセール・ダンタンは、非常に果実味が感じられるワイン

ワインは、品種由来の明確な香りや風味があると「果実味がある」と判断されることが多いと思います。

この果実味は鼻で香りとして認識され、口で味覚として認識されるわけですが、これは以前にも述べたように
口の後ろ側にある後鼻孔で "香おって" いるのです。

一方「甘味がある」というのは、舌で認識される感覚です。
その違いを体感したければ、ためしに鼻をつまんでワインをテイスティングしてみてください。

そのワインが本当に「甘味がある」のであれば、鼻をつまんで香りがほとんど感じられなかったとしても、その甘さを舌で感じることができるはずです。

同様に、酸味と渋味(タンニン)の違いにも注意が必要です。

赤ワインには、タンニンと共に酸味があります。

そして、この両者を見分けることも、ときに難しい場合があります。
どちらも口中にキュッと引き締まるような感覚を与えるからです。

もしも今自分が感じているのがタンニンなのか酸味なのか迷いが生じてしまったときは、
そのワインを「飲み込んだ後」に、口の中にどのような感覚が残っているかに注意してみてください。

酸味であれば、口の中に唾液が分泌されてくるはずです。
タンニン、つまり渋味であれば、口の中に乾いたような感覚が残ると思います。

ワインのテイスティングは注意を払って行なうほど、ワインの本質に迫っていくことができます。
ぼくたちのワインセミナーでは、ワインの本質をわかることができるよう、正統的なテイスティングの方法をお伝えしています。

ワインを本当に知りたいという方には、必ずご満足頂ける内容ですので、ぜひ一度ご参加してみてくださいね!

(2017年4月23日)