ブドウ栽培やワイン造りの技術(テクニック)については難解な用語も多いですが、最低限の知識があれば、ワイン選びもますます楽しくなるはずです
スマートフォン用サイト
バイザグラスのソムリエ松沢裕之です。

ワインは飲んで楽しければそれでよくて、ブドウの育て方とかワインの造り方なんてどうだっていい、という考え方もあるかもしれません。

でも、ブドウ栽培やワイン醸造のテクニックなどについて最低限の知識や重要な用語を知っていると、ワインがますます楽しくなるはずです。

友だちとワインを楽しんでいるときも、ふとした機会にそうしたことを説明できたりすると、きっと自慢できますよ(笑)

roche_ponsot
 ▲ブルゴーニュのドメーヌ・ポンソはいち早く有機農法を導入、1988年から酸化防止剤の二酸化硫黄も不使用、写真の「クロ・ド・ラ・ロッシュ」はまさに "作品" と呼べるワイン


ワインを選んだり買ったりするときに最もフラストレーションがたまるのは、よくわからない技術的な用語を耳にしたときではないでしょうか。

欲しいのはリクツじゃなくて、今夜のつまみに合わせる爽やかでフルーティーな白ワインだったりするわけですからね。

でも、自分のイメージするワインを的確に探し出すためには、
当ブログでこれまで述べてきたようなブドウの種類や特徴、香りや味わいを表すワインコトバ、ラベルの読み方などの知識を活用できたほうが、スムーズにできるはずです。

さらに、ブドウ栽培やワインの造り方についても多少は知識があったほうが、今後のワインライフも、より充実したものになるでしょう。

世の中のワインには2通りの製品があります。

 岼み物」のひとつとして消費されるワイン

ワインはたんなる飲み物のひとつだと考えれば、美味しければそれで良い、ということになります。

英知と技術を込めた「作品」としてのワイン

これは、人々を魅了し、好奇心をそそるような一種のアート作品とも呼べるワインです。


ワインを造ったり販売したりする人はたいてい、自分たちのワインは△離テゴリーだ、と消費者に思ってもらいたいのです。
なぜなら そのようなハイクラスなワインを取り扱っていることは、やはり名誉なことだからです。

そうした生産者や販売者が、ともすれば複雑な技術的用語を使ってワインを語ろうとするのは、
そのワインが何か特別なもので単なる飲み物とは違うのだと、消費者に思ってほしいからでしょう。

そんな、世に蔓延する難解な技術的知識はいろいろありますが、ムダにもったいぶったような大げさなものが多いように思います。

いっぽう、自分の思い描くワインにたどり着くうえでも、やはり知っていたほうがよい用語もあります。

どんな知識や用語が重要なのか、これから何回かに分けて書いていきたいと思います。

(2017年6月6日)