グラン・クリュのワインはブルゴーニュ全体の2%、プルミエ・クリュは15%しかないエリート 〜 ブルゴーニュを知るには村名ワインから飲んでみることをオススメします
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バイザグラスのソムリエ松沢裕之です。

前回はブルゴーニュ地方のAOCが、
‘探虍(グラン・クリュ) Grand Cru
■欝虍(プルミエ・クリュ) Premier Cru
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という5階層からできていることをお話しました。

各階層によって、市場でのワインの流通量や値段も異なります。
コート・ドールのワインについて大まかな状況を以下に記します。


‘探虍(グラン・クリュ)のワイン

「シャンベルタン」「ミュジニー」「コルトン・シャルルマーニュ」などです。
特級畑(グラン・クリュ)のステイタスを持つ畑は33あります。
ワインの流通量は、ブルゴーニュワイン全体の2%程度しかありません。

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 ▲ミュジニー特級畑(ヴォギュエ)

グラン・クリュのワインは安くても1本1万円はします。
高いものになると数万円、数十万円から、「ロマネ・コンティ」のように100万円を超えるものもあります。
グラン・クリュのラベルには畑の名前のみが書かれ、その畑がある村の名前はワイン名としては書かれません。



1級畑(プルミエ・クリュ)のワイン

「シャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ・レ・ザムルーズ」
「ムルソー・
プルミエ・クリュ・ぺリエール」などです。
1級畑(プルミエ・クリュ)のステイタスを持つ畑は約560あります。

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 ▲シャンボール・ミュージニー1級レ・ザムルーズ(グロフィエ)

プルミエ・クリュのワインの流通量は、ブルゴーニュワイン全体の15%くらいです。
だいたい1本4千円から1万5千円くらいですが、銘柄によっては2万円を超えるものもあります。

プルミエ・クリュのワインは、村の名前と畑の名前の両方が書かれているのが普通です。
そして Premier Cru もしくは 1er Cru という表示があります。

もしも畑の名前が書かれているのに
Premier Cru の表示がない場合は、それは1級畑ではなく、その村の中の単一の畑のブドウから造られたたワインでしょう。
単一畑の名前が書かれているからと言って、1級畑とは限らないのです。

たまに見かけますが、同じ村の2つ以上の1級畑のブドウで造られたワインの場合は、
個々の畑の名前は書かず、その村の名前と Premier Cru という文言だけが書かれています。



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このクラスのワインは一般に村名ワインと言います。
「ジュヴレ・シャンベルタン」「シャンボール・ミュジニー」「ポマール」などのように村の名前で呼ばれるワインです。

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 ▲シャンボール・ミュージニーの村名ワイン(ルーミエ)

村名AOCをもつ村は44あります。
村名ワインは量的にはブルゴーニュワイン全体の30%くらいです。
村によって値段は異なりますが、だいたい1本2500円から8千円くらいの価格帯です。

ブルゴーニュのワインが好きになり始めると、いろいろな村の村名ワインを飲むようになるケースが多いのではないでしょうか。
自分の好きな味わいの村がわかってきたら、そこのプルミエ・クリュにチャレンジしてみる、という流れですね。
同じ村のワインでも造り手によって特徴が異なることも、わかるようになってきます。



っ篭萍ッ亙名のワイン

「AOCボージョレー」「AOCブルゴーニュ」などです。
これら広域AOCのワインの流通量は全ブルゴーニュワインの半分以上を占めています。
このクラスのものであれば、日本では1本当り1500円から3千円台で購入できます。
ただし造り手によっては、例外的にもっと高価なものもあります。

(2017年7月8日)