コート・ド・ボーヌは高級白ワインの名産地 〜 コルトン・シャルルマーニュ、モンラッシェ系の特級畑やムルソーの白が有名で、ポマールやヴォルネイには優れた赤ワインがあります
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バイザグラスのソムリエ松沢裕之です。

前回はコート・ドールの北半分側、コート・ド・ニュイ Cote de Nuits の村々について述べました。
今回は、コート・ドールの南半分側である
コート・ド・ボーヌ  Cote de Beaune
について見てみましょう。

ボーヌ村がこの地区の商業の中心地であり、コート・ドールに来る旅行者の拠点ともなっています。
それににちなんで、コート・ド・ボーヌと呼ばれています。

白ワインも赤ワインも造られていますが、コート・ド・ボーヌはとくに高級白ワインで有名です。

corton-charlemagne
 ▲コルトン・シャルルマーニュはコート・ド・ボーヌが産み出す最高級白ワインのひとつ


コート・ド・ボーヌの村々を北から順にご紹介します。

●ラドワ Ladoix
・・・村名ワインクラスでは、あまり目にすることのない、それほど高価でない赤と白を造っています。ただし特級畑のコルトン(赤・白)とコルトン・シャルルマーニュ(白)の一部がこの村の中にあります。

●ペルナン・ヴェルジュレス Pernand-Vergelesses
・・・あまり知られていませんが、赤も白もお買い得なワインです。特級畑のコルトン(赤)とコルトン・シャルルマーニュ(白)の一部がこの村の中にあります。

●アロース・コルトン Aloxe-Corton
・・・フルボディで力強い赤ワインを産み出す村です。特級畑のコルトン(赤・白)とコルトン・シャルルマーニュ(白)の一部がこの村の中にあります。

コルトンの丘の斜面で上記3村にまたがる特級畑コルトン・シャルルマーニュはブルゴーニュの最高級ワインの一つです。
下図はその位置関係を示したものです。

corton_map

●ショレ・レ・ボーヌ Chorey-les-Beaune
・・・良質の赤ワインと、わずかに白ワインもあります。

●サヴィニー・レ・ボーヌ Savigny-les-Beaune
・・・良質のワインがあります(ほとんど赤)。

●ボーヌ Beaune
・・・しなやかなミディアムボディの赤ワインが多いです。1級畑に優れたものが複数あります。

ポマール Pommard
・・・力強くフルボディの赤ワインでよく知られています。エプノーなど優れた1級畑が複数あります。

ヴォルネイ Volnay
・・・優美でエレガントな赤ワインでよく知られています。カイユレなど優れた1級畑が複数あります。ぼくは個人的にはヴォルネイのワインが大好きです。

ムルソー Meursault
・・・とても重要な白ワインの名産地です。フルボディでナッツのようなコクのある風味の白ワインで有名です。ペリエールなど優れた1級畑が複数あります。

ピュリニー・モンラッシェ Puligny-Montrachet
・・・エレガントな上級白ワインで有名な村です。特級畑はモンラッシェ(最高級白ワイン)の一部、シュヴァリエ・モンラッシェバタール・モンラッシェの一部などがこの村にあります。

シャサーニュ・モンラッシェ Chassagne-Montrachet
・・・ピュリニー・モンラッシェより少々力強い白ワインを産み出す、上級白ワインで有名な村です。特級畑はモンラッシェの残りの部分、バタール・モンラッシェの残りの部分などがこの村にあります

上記2村における特級畑の位置関係は下図のとおりです。

montrachet_map


●サントネイ Santenay
・・・あまり有名ではありませんが、お手頃価格で意外と力強い赤ワインがあります。

●マランジュ Maranges
・・・あまり知られていませんが、それほど高くない赤ワインがあります。


繰り返しになりますが、コート・ド・ニュイの赤ワインはすべてピノ・ノワール、白ワインはすべてシャルドネです。
前回、今回とご紹介した村々はそれぞれテロワールが異なるので、産出するワインの特徴も村ごとに異なります。
個性豊かな村々が集まっていて、
ブルゴーニュって本当に面白いですね!

(2017年7月11日)