オーストリアのワインは進化しています 〜 甘口ワインが有名でしたが、現在はグリューナー・フェルトリナー種の辛口白ワインを国を挙げて世界中に売り出しています
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バイザグラスのソムリエ松沢裕之です。

オーストリアは、ぼくたちをとても楽しませてくれるワイン生産国のひとつです。

オーストリアのワインを面白くしているのは、造り手やワインの「進化」が顕著であることです。

オーストリアのワイン生産者たちは、この国のブドウや土地つまりテロワールを、ワインを通じてどのように表現すれば最高のものになるのか、徐々に見つけ出しつつあるように思います。

オーストリアが造るワインの量は、全世界のワインの1%以下に過ぎません。
ワインは全て、オーストリアの東部で造られています。

アルプス山脈の裾野の丘に産地が広がっています。
ほとんどが小規模なワイナリーです。

オーストリアの上級な甘口ワインは以前からよく知られていましたが、
この30年ほどの間に、辛口の白ワインと赤ワインが、手頃な価格帯のものも含めて海外で注目されるようになってきました。

とはいえ赤ワインは依然としてマイナーで、この国のワイン生産量の3割程度にすぎません。
オーストリアは、黒ぶどうの育成にはやや冷涼すぎるのです。

赤ワインは主に、ハンガリーとの国境にあるブルゲンラント州 Burgenland で造られています。
オーストリアの中では温暖な地方で、赤ワインの国内生産の50%はこのブルゲンラント州で行われています。

多くはブラウフレンキッシュ Blaufrankish という土着品種の黒ブドウです。
ツヴァイゲルト Zweigelt という黒ブドウも栽培されています。


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 ▲グリューナー・フェルトリーナーはオーストリアを代表する白ブドウ



辛口白ワインについて、この国で最も重要なブドウ品種を1つあげるとすれば、
何といってもグリューナー・フェルトリナー Gruner Veltliner です。

グリューナー・フェルトリナーはオーストリアで最も多く栽培されているブドウ品種で、全ブドウの約3割を占めています。
オーストリアが国を挙げて世界に売り出そうとしている品種です。

グリューナー・フェルトリナーは爽やかな味わいのワインですが、なかなかボディーもあり、ハーブ、アロエ、ときにスパイシーな風味を伴うワインです。

グリューナー・フェルトリナーは食べ物に非常によく合います。
とくに和食にはとてもよく合う白ワインだと思いますよ!


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(2017年9月13日)