チリのブドウ畑の多くはセントラル・ヴァレーにあります 〜 マイポ・ヴァレーは古くから拓かれ今でも名高い産地で、半分以上がカベルネ・ソーヴィニヨンです
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バイザグラスのソムリエ松沢裕之です。

細長いチリの中央部、太平洋沿岸側とアンデス山脈側の間に位置する
セントラル・ヴァレー Central Valley
は広大な産地です。
チリのブドウ栽培はこのセントラル・ヴァレーで始まりました。

他の国々と同様に、チリのワイン生産者も一番はじめは、ブドウがいかにも実り豊かに育ちそうな最もわかりやすい場所にブドウ畑を拓きました。

そして長い間に経験が蓄積されると、一見ブドウなど育たなそうだけど実は好立地、というような場所をだんだん発見するようになりました。

そういう土地はたいてい冷涼で、丘の上にあったりして、あまりアクセスは良くない場所です。
しかし、そういう土地がチリの生産者たちに、個性のあるワインを造るきっかけを与えてくれたのでした。

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ブドウ栽培に理想的な場所だと最初に認識されたのはセントラル・ヴァレーの北部にある
マイポ・ヴァレー Maipo Valley  です。
マイポ・ヴァレーは今でも卓越したワインの産地であり、チリで最も名声が確立したワイン産地です。

マイポ・ヴァレー は、チリの最大都市かつ首都であるサンティアゴを取り巻くように広がっており、
コンチャイトロ Concha y Toro やアルマヴィーヴァ Almaviva など、この国の有力生産者の多くがマイポ・ヴァレーに本拠を置いています。

温暖で穏やかな気候を持つマイポ・ヴァレーではカベルネ・ソーヴィニヨンが王様で、この地の栽培面積の半分以上を占めています。
また、メルローも力を発揮しています。

現在にいたるも、チリのブドウ畑のほとんどはセントラル・ヴァレーにあります。
しかし今では、たった10年前には誰も聞いたことのなかったような地域にもブドウ畑が存在するようになっています。

そうした様々な産地について、次回以降書いていきたいと思います。

(2017年10月2日)