チリ南部の主要産地 〜 コルチャグア・ヴァレーにはモンテスなど有力ワイナリーが多数あり、クリコ・ヴァレーはソーヴィニヨン・ブランの栽培面積が国内最大の産地です
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バイザグラスのソムリエ松沢裕之です。

チリの主なワイン産地を北から南に向かって順に紹介しています。

前回まで、最重要産地であるマイポヴァレーと、それよりも北にある主なワイン産地を見てきました。
今回は、それより南にある産地を見ていきましょう。

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 ▲モンテス・アルファのカベルネ・ソーヴィニヨンはコルチャグア・ヴァレー産


●カチャポアル・ヴァレー Cachappoal Valley

マイポ・ヴァレーの南に位置する広域産地ラペル・ヴァレー Rapel Valley にはサブゾーンが2つあります。
カチャポアル・ヴァレーとコルチャグア・ヴァレー(次項)です。

アンデス山脈側にあるカチャポアル・ヴァレーは赤ワインの産地です。
この産地の土壌や気候は山脈との距離によって異なります。
山から離れた西側はカルメネーレ、山に近いほうはカベルネ・ソーヴィニヨンが主体で、いずれも比較的しっかりした赤ワインを産み出しています。

コルチャグア・ヴァレー Colchagua Valley

コルチャグア・ヴァレーもラペル・ヴァレーのサブゾーンです。
とても多様性に富んだ産地です。
この産地はアンデスの斜面から西の冷涼な海岸に至る様々な地点でブドウ畑が拓かれているからです。

カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カルメネーレ、シラーがとくによく育ちます。
コルチャグア・ヴァレーには有力なワイナリーが多数あり、モンテス Montes もそのひとつです。

クリコ・ヴァレー Curico Valley

ラペル・ヴァレーの南に隣接する大きな産地で、チリでは最も古い部類に入るワイン産地です。
気候がとても多様なため、赤ワイン用品種と白ワイン用品種のどちらもよく育ちます。

赤ワインではカベルネ・ソーヴィニヨンの古木が多く、白ワインではソーヴィニヨン・ブランの栽培面積が国内最大となっています。
スペインのミゲル・トーレス Miguel Torres がクリコ・ヴァレーに拠点を持っています。

●マウレ・ヴァレー Maule Valley

マウレ・ヴァレーはチリ最大のワイン産地で、主要な産地としてはチリ最南端にあります。
面積が広大で気候が非常に多様なため、赤ワイン用品種と白ワイン用品種のどちらもよく育ちます。
とくにソーヴィニヨン・ブラン、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローが主体で、一部の地域ではカリニャンも栽培されています。

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(2017年10月4日)