白ブドウだけから造る「ブラン・ド・ブラン」、黒ブドウだけから造る「ブラン・ド・ノワール」 〜 こんな言葉を知っておくだけでシャンパーニュのツウっぽく見えますね ^^
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バイザグラスのソムリエ松沢裕之です。

シャンパーニュのなかにはシャルドネのみから造られるタイプもあります。
こうした白ブドウのみから造られるシャンパーニュのことをブラン・ド・ブラン blanc de blancs と呼びます。
文字通り、「白(ブドウ)からの白(ワイン)」という意味です。

ブラン・ド・ブランにはヴィンテージものもノン・ヴィンテージのものもあります。
白ブドウのみで造るため、通常のシャンパーニュよりも総じてライトボディで口当たりは爽やか、かつより繊細な味わいになるので、ブラン・ド・ブランはアペリティフ(食前酒)としてとても理想的。
料理に合わせなくても、それだけで優雅な気持ちで楽しめます。

すべてのシャンパーニュ製造者がブラン・ド・ブランを造っているわけではありません。
良質さで有名なのはテタンジェのコント・ド・シャンパーニュ Taittinger Comte de Champagne でしょうか(1本2万7千円くらい)。まさにブラン・ド・ブランのお手本のようなシャンパーニュです。

そして何と言ってもサロン Salon ですね。
シャンパーニュは複数の村のブドウを組み合わせるのが普通ですが、サロンはメニル・シュル・オジェ村のシャルドネのみを使用する "生粋のブラン・ド・ブラン" として知られています。
ブドウの出来の良い年だけの造られるので、この100年間で販売された年は40回未満です。

1本6万円以上するサロンですが、ぼくは以前いたワインバーでサロンを試飲する機会が2回ほどありました。
テロワールがよく表現されており、ミネラル感と風味の複雑さが高次元に同居しています。

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 ▲サロン SALON Blanc de Blancs 1999

ブラン・ド・ブランの逆で、数は少ないですがブラン・ド・ノワール Blanc de Noirs というタイプも存在します。
これは黒ブドウだけ(多くはピノ・ノワールのみ)から造られるシャンパーニュです。
ブラン・ド・ノワールはやはり黒ブドウですので、ブラン・ド・ブランに比べて果実味やボディがやや押し出してくるように感じられます。もちろん、それだけで飲んでも楽しめますが、力強い料理とも大変よくマッチします。

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 ▲ボランジェ・ヴィエイユヴィーニュ・フランセーズ

希少なブラン・ド・ノワールのなかでも最も高評価なのは、おそらくボランジェ・ヴィエイユヴィーニュ・フランセーズ Bollinger Blanc de Noirs Vieilles Vignes Francaises だと思いますが、非常に高価(1本10万円くらい)なうえ、そもそも見つけるのが大変です。
もう少し手頃(といっても2万円近くしますが・・・)で高品質なものとしては、アンリ・ジロー Henri Giraud のコード・ノワール Code Noir がオススメです。とてもバランスがよく、ブラン・ド・ノワールならではの芳醇さを感じることができます。

特別な場を演出する飲み物として、ブラン・ド・ブランなどをさりげなくオーダーできるとカッコいいですね ^^

(2018年4月21日)